関わる選手(育成出身選手など)が所属するクラブの試合だけ分析するシリーズ。今回は徳島vs琉球・山口です。徳島のビルドアップに変化が見られます。早速簡易分析へ。

WU分析

やりたいこと・やるべきこと・やれたこと

今回は2連勝中の徳島ヴォルティスのビルドアップの変化について、少しフォーカスしてみます。

前節まで苦しそうだったビルドアップ

徳島が苦しむのは、相手のプレスが効いている時のビルドアップでの出口戦略・・・というのは前回の分析でも書いていたこと。何度かワントップやシャドーを起点に剥がせる場面もあるが、基本的には相手に回収され続けていた印象でした。

それが今回から少し工夫が見られるようになりました。

これまでは重かったビルドアップ

これまでの徳島のビルドアップの問題点は、後ろに人数を掛け過ぎていたビルドアップのように思います。GKも含めて7人でビルドアップするようなシーンも見られましたが、琉球戦からは少し変化が見られました。

4バック化のトランスフォーメーション

状況判断ではありますが、時折見せていたのが、3バックの1枚がアンカーのポジショニングを取りながら、GKも加えた4バック化へトランスフォーメーションするパターン。これは非常に効果的で、前線から選手を落とす必要がなくなる(前線に人数を掛けられる)ので、最悪プレス回避した時でも五分五分のシーンが多く作れたり、相手のDFラインと中盤の間のポケットのポジションも取りやすくなります。

勝負の差

さすがスペイン人監督ということでしょうか。もしくは、有能な分析官もいるのでしょうか。ビルドアップにこだわりながら、適切な戦略を打ち、京都戦まで見られていたビルドアップ課題を改善してきたと思います。今後の徳島のビルドアップ戦略と精度に注目です。

【分析者プロフィール】 
岩崎 勇一郎
現 国学院久我山高校サッカー部 指導者・選手スカウト / 元早稲田ユナイテッド監督(U-12・U-15・トップチーム) / 選手スカウトとしてFC琉球のJ2昇格(2018年)を経験。2020年からJFL FC大阪のプロ契約選手スカウト(関東エリア担当)へ就任 / 指導者・選手・スカウト経験値から語れるゲーム分析がモットー

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